Gallery of やさとブルーベリーファーム

NewZealand 2004

2004年にNewZealandの北島Ohaupoという広大な耕作地でアリソンさんとグレックさん夫妻の営むブルーベリー農園にて約2週間ほど研修をさせていただきました。
とにかく広い農園と、機械化された作業内容と、規模の違いにただただ驚かされてしまいました。なんせ、北島で東京ドーム100個ほど、南島で50個ほどと言ってましたから…想像もつきませんよね。(笑)
また、季節労働者の方々や海外から同じ目標を持った研修生など、たくさんの方々が働いており、皆親切にしてくれてとっても楽しく作業することが出来ました。(特にチリから研修に来ていたフランシスコとはすごく仲良くなりました。)

ブルーベリーの品種に関しましては、栽培されていたのは主にハイブッシュ系の品種でして、生食・冷凍などで世界各国に出荷しており、日本行のパッキングも経験させてもらいました。しかし、みなさん『日本向けは検品がうるさくて嫌い!!』って言ってました。
物自体素晴らしいものばかりなのに、見てくれや粒が揃っているかなど、品質に関係ない部分にうるさくて、私も日本人として『バカじゃねぇ~の!?!?』って思ってしまうほどでした。消費者の皆さんにも意識改革が必要だとつくづく感じたのと、買い付けの商社のアホさ加減にあきれてしまいました。

なんだかんだと、たくさんの経験をさせていただいて、今後のビジョンとか観光農園として必要な部分・不必要な部分とかを判断するいい機会となりました。

*もし皆さんが同じことをしてみたいってと言うのでしたら…お勧めしません。
 朝5時から夜の8時までず~っと作業で途中休憩は1時間ぐらいしかありません。
 軽い気持ちや観光目的では現地に迷惑をかけてしまいますからね。。。

Australia 2005

昨年に引き続き2005年にAustraliaのSA(サウスオーストラリア州)にてメリーさんグラントさん夫妻の営むブルーベリー観光農園にて研修させていただきました。
今回は完全に観光農園としてのお勉強をと思い、当園と同じ環境の研修先を自分で検索して直談判でOKしてもらいました。
ま~とにかくここMountCompassの町(村??)が素敵な場所で、オーストラリアには珍しく水の豊富な町でした。オーナーご夫妻もとっても暖かい心の持ち主で、今でも連絡をくれるほど優しくしてくれ、ご近所の方々も暖かく迎え入れてくださいました。
農園の中では”オーストラリア”といえばのカンガルーにも暖かく出迎えられ…でも、真後ろにいた時には蹴られるのでは???とビビってしまいましたが。

畑作業では、開園前ということもあり防鳥ネットを張ったり、通路の草刈り、休憩所の清掃などたくさんの作業をお手伝いさせていただき良い経験となりました。作業後にグラントさんが作ってくれたアイスクリームを食べてビックリ!!!どうやって作ったのか教えてもらい、そこで当園で大人気となりましたブルーベリージェラートのブレンディングマシーンと出会いました。すぐ社長を紹介してもらって、即決で購入決定!!!となりました。

その他、町を散策したり、海岸沿いをドライブに連れて行ってもらったり、バギーの乗り方を教わったりと充実した2週間でした。私にとって目標となるライフスタイルとマインドで、メリーさんグラントさん夫婦と出会えて本当にうれしかったです!!!
実の息子のように接してくれて、帰りには泣きながらハグしてくれたことを今でも忘れられません。またいつか成長した姿を見せに、サプライズで訪ねてみようと思います。

United State of Amelica 2006

2006年は新たな目標を探しに、ベリー類の聖地United State of AmelicaのOregon州に行ってまいりました。
今回は作業目的ではなく、カルチャーやライフスタイルなど自分の足で見て回って、何か感じとってこようと計画し、約1週間のトリップとなりました。

今回訪問した町は、Oregonでもフルーツ狩りなどを観光トピックとしている町HootRiverに滞在しました。自然豊かな環境に、おしゃれなCafeや雑貨屋さん、コアな自転車を貸してくれるShop…それからB&Bスタイルの宿泊施設などがあり、すばらしいフレンドリータウンでした。

MTBを借りて町からフルーツロードを見て回り、たくさんの農園に行っては話しかけ、たくさんの情報からライフスタイルに関してご意見をいただき、一緒にお茶したりランチしたりと…合間にオレゴン州立大学の施設を見つけて、貴重なお話を伺えたりしました。
それに西海岸といえば『ワイン』は外せませんよね☆ワイナリーを見つけては試飲させてもらって、珍しいチョコワインなんかも体験できました。
途中ラベンダー畑を見つけて、当園でも当時1000本ほどのラベンダーを植え付けたばかりでしたので、いろいろ手入れの方法などをご指導いただいて、お土産にラベンダーステックをいただいて、ご満悦でB&Bに帰って行ったのを覚えています。

あるベリー農園では、この土地には野生のシカがいるらしく、畑を荒らされないようにパトロール犬を農園に放してあり、時間が来ると隅から隅まで見回りに出動していました。そのパトロール犬こそジャック・ラッセル・テリアでして、賢いのなんの!!!
その影響を受けて、私も帰国してからすぐにブリーダーを捜し、母親と成田の近くにあるブリーダーさんよりジャック・ラッセル・テリアを2頭購入した次第です。(笑)
(今では子供を産み、当園には4頭のジャックがおり、毎日振り回されて大変です…)

今回も都会からかけ離れた環境で心癒され、あこがれのライフスタイルとマインドを吸収することが出来ました。でも、個人単位で実現できることではなく、町全体が雰囲気を醸し出しているので、日本もコミュニティーの先にある何かを目指していかなくてはいけないのでは???と痛感した旅でもありました。

Holland and Germany 2007

2007年はちょっと違った研修となってしまいました。(残念)
今回は茨城県農政課主催の『茨城県農業青年海外視察研修』行き先がヨーロッパだったこともあり、参加してみることにしました。しかし今考えてみても『???』としか言いようがなく、”視察”ってものがどんだけいい加減なのかが分かった旅でした。

まずは行く前から県庁で事前研修会と呼ばれる旅の基本情報などの確認や目的などの摺合せ。プラス班分けによるコミュニケーション取り。。。いやぁ~。。。嫌でした。
事前研修会の時点で視察先に不安要素がたくさんあり、体験的研修科目がなかったので「行きたくないなぁ~」っと思ってました。(後に、やっぱり…って結果でしたが。。。)

まずはオランダに入り、生花市場で有名なフローラ・ホランド「アールスメール」にいって市場内を見学。その後、パプリカの集荷場に行き検品からパッキングまでを見学。んで、移動してトマト生産農家の天然資源のガスを利用したハウス栽培を視察。それから生花生産農家の同じく天然資源ガスを利用したハウス栽培を視察。
っと、「だから???」といった感じで、日本と全く変わらない環境を見学しただけ。。。

それからドイツへ行き、ここでもちょこっと生産農家を訪ね、畑を見せてもらって終わり。そして、ある町で2日間の酪農業でのホームステイ。まったく仕事内容もわからず、終始右往左往して迷惑をかけていないか心配する始末で、ホストとのコミュニケーションどころではない状況でした。

最後の最後に、ドイツといえばオクトーバ・フェスト!!!ビール祭りです。
しかし、ちょこっと飲んで終了。あまり気乗りしないのと、収穫のない旅の締めくくりとしてビールは贅沢過ぎて…こんな旅の締めくくりは自炊するくらいがちょうどいいと思うわたくしでした。
これら全行程で1週間の旅。

ねっ。。。文面からも読み取れるほど薄っぺらい旅だと思いませんか??

やっぱり何かを掴み取って帰ってくるには、個人で苦労しながら、多少危ない思いもしながら、短い期間であればあるほど”どっぷり”現地の文化に浸かって来なくてはなりませんよねっ!!だからこそ、その先の「目標」になり「夢」になるのだと思います。